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2017年3月4日開催 まんがスクール大会in大阪 アフターレポート!

2017年3月4日に大阪で行われたまんがスクール大会で咲坂伊緒先生とオザキアキラ先生が講演をしてくださいました!その一部を、ここでご紹介♪

Q:デビューまでの道のりを教えてください。
初めて投稿したのは24歳のときです。 最初の頃ってあんまりよく分かっていないから、プロットもネームもどんどんできちゃうんですけど、下絵にはびっくりするくらい時間がかかりました。 ペンを持つのも初めてで、これはムリ!と思いましたよ(笑)
それはなんの賞にも引っかからず、その結果を見て、次はどうなるか試したくなって2か月後くらいにまた投稿しました。 その時は賞金をいただける賞に入りました。デビューまでは合計4本くらい。期間としては、初投稿から1年経ってないくらいです。
私は一度就職していて、22歳くらいで辞めて実家に帰り時間があったのでまんが描いてみようかなと…。 絵を描くのは昔から好きでしたが、Gペンとかちゃんと道具を使って描くのは初めてでした。1作仕上げるのに3〜4か月かかったかな…。
ネームなんか見よう見まねで、起承転結とか全く考えなくて勢いだけで描いて送ったら1回目はボロクソで…鼻をへし折られ(笑)。 2回目は、1回目と正反対のを描こうとしたらすっごく暗い話になっちゃって。マジメなのを描き過ぎて「暗過ぎ」って批評されて、じゃあ明るいのを描いたらいいのかなって思って、めちゃめちゃはじけたのを描いたらデビューにひっかかりました。 初投稿から1年くらいですね。
Q:なにがデビューにつながったと思いますか?
自分でもわからないですね…。
でも…今考えると、普遍的にみんなの気持ちの中にあって、でもみんながあんまりそこまで見てない部分をすくいあげて…っていう演出を、しようとしていたからかなぁと。
あとで編集部の方に聞いたら、なにかしらインパクトがあったらしくて。 ストーリーとしてはグダグダなんですけど、インパクトのあるネタとコマがバンってあってそこを拾っていただいたのかなと…。
Q:ストーリー作りはプロットから?ネームから?
プロットからやる派です。いきなりネームだと、例えば伏線をもっと前にはっておくべきだって後から気付いたときとか、コマの移動が大変だったりするので…。 プロットだと足したり削ったり、エピソードの移動とかも簡単。プロットはだいぶ細かく作ります。セリフもほぼ入ってる。なので、プロットが完成するとちょっとホッとします。 そのあとコマの大きさや見せ方を考えながらページ割りしていって、ネームに移ります。
一応プロット作るんですが、ほんとざっくりです。2、3行で終わるくらい。「こういう始まりで、こういうことになります」みたいな。 あとはひたすらネームでキャラを動かします。テンポとかコメディとかは、その場で浮かんだものじゃないとポンポン出てこないので…。ノッてくると思ってたのと全然違った方向に進んだりもしますし。 プロットに縛られすぎると身動きとれなくなるので、その通りにしなきゃっていうのはやらない。プロット通りに描けたことは一度もないです(笑)
Q:ネームはどのように作りますか?
A4の紙を半分に折って見開き状態にして、1ページごとに、最初にコマを割って次に絵を入れていきます。 プロットに時間をかける分、ネームは早いです。プロットの段階で、頭のなかでコマ割りもなんとなくこんな感じかなというのができているので、それを見開きで完成させたら、次の見開き…というふうに進めます。 見開きごとにバランスを考えて作るイメージですね。
後ろのページの方に大ゴマを入れたいみたいなのはプロットの段階で決めます。
あとはネームに描いてみて、まどろっこしかったり、思っていたより淡白になったとかは微調整します。内容が変わる事はあまりないです。
B4の紙を半分に折って、まず、思いついたコマをばーっと描いていきます。 私の場合、とっかかりをみつけるのに時間がかかります。どこから始めるか、みたいな。 テンポをつかむまで、自分の中でテンションをあげるまでに2〜3日かかる。音楽聴いたり、散歩したり、とにかく自分を楽しくします。机にも座りますが、動かないと固まっちゃうんで…。

最初は描いては捨て、描いては捨て…。その中で気に入ったネタが出てきたらとっておいて、あとで使えるかもっていう素材・材料にします。これがうまく繋がっていくこともあるので。 調子がいいと最後まで、ばーーっといけるんですけど、途中で道が見えなくなったりすると担当さんに電話して泣きついたり…(笑)

コマ割りは、ネームではまず話の流れを描く感じです。大ゴマにしたい!ってところは大きくとったり、なるべく次のページは似たようなコマにならないようとかネーム段階でも意識はしますが、下絵にするときに結構変えますね。
Q:ストーリーのアイディアは、どこから?
「こんなセリフ言わせたい」とか「こんな景色のところに立ってる」とか、ストーリーの中盤以降のシーンから思いつくことが多いです。 それが最初はフワフワっとあって、そこに同じくフワフワっとしたキャラを入れて、そうするとそのフワフワしたストーリーが動いていって、その広がりが限界になったときに、またキャラが広がっていくという感じです。 ストーリー・キャラどちらか先にしっかり作って…というのはないですね。特にキャラを最初に決めちゃうと、意外とストーリーが出来なくなるので…。両方を少しずつ重ねていきます。
私は…描きたいキャラクターから考えることが多いです。 そこから「こういう主人公にこういうことをさせたい」とか、描きたいシーンが1個あったり、それか断片的にいくつかあったりして。そのシーンにいくにはどうしたらいいのか、どうしたら断片的なのが繋がるか…という感じで広げていきます。
Q:キャラ表は作りますか?
私は、キャラ表はプロットが出来上がるまでは無いんです。プロットの後じゃないとキャラクターって見えてないので…。

キャラ表自体はざっくりとしたのがいいと思います。「明るい」とか、とっかかりになるものはいいと思うんですけど、プロットが出来てこないと、その人の過去に何があったのかなとか想像もつかないので細かいキャラ表って出来ないと思うんです。 話が見えてないのにキャラ表をガッツリ作っちゃうと逆に動かなくなる場合もあるので、想像の余地を残してあげるくらいが最初はいいと思います。

最終的にキャラ表は、編集さんに見せる用として作ります。自分では、頭の中にあれば大丈夫。サブプロットみたいな感じで作ったりはしますね。 話には出てこないけど「この子はこういう風になったのには、過去にこういうことがあったんだろうな」みたいに書いておきます。
私も同じ感じかな…。ネームと同時進行みたいなところはありますね。 一応作るには作るけど、ほんとざっくり。生年月日とか血液型は後回しで、とにかく性格。「こういう時はこういう反応する子」とか、イメージ絵みたいなキャラ絵を描いたりします。
Q:16ページの読み切りはどう作るといいですか?
16ページって意外と難しいですよね。ストーリーの最初から最後までを均一に描こうとするとページが足りないから、ある部分を際立たせる。 自分が一番描きたいポイントがちゃんと伝わるように描けてるかを意識して、そこが伝わってれば他はどんどん削っていく。
起承転結、全部入れようとは考えない。起・承くらいで、物語の先の余地を残すくらいで描き終えてもいいと思います。 でも、気持ちの変化はちゃんと描けてるか気をつけて…。
主人公が何をしたか、どう変わったかがちゃんとわかるといいなって思います。主人公が、安全なところから出ていけてるか。 例えば、主人公と男の子がすれ違っていて、サブキャラが「誤解だよ」って教えちゃうとリスクがなくなってしまう。「振られるかもしれないけど行ってこいよ」くらいに背中を押してくれるんだったらOKだと思うんです。 とにかく主人公にリスクを負わせて選択させる。そこの線を越えるところが一番ドラマになるところなので。
Q:エピソードが思いつかなかったり、話が止まってしまうときはどうしたらいいですか?
一度離れてみるといいですよ。
人に話して、質問してもらうっていうのもいいかもしれないですね。 友達とかに、出来てる部分だけでも喋ってみて、それについてどう思うかどんどん質問してもらう。 そうすると、自分が何がわかってて何がわかってなかったのかが確認できるので。

あと、主人公が何をすべき子なのか見えてないと先に進めないと思うので、その子の目的を早めに見つけてあげるのは大事かなと思います。そうすると次の展開が見えてきて、キャラクターに何をさせなきゃいけないかが見えてきます。 最終的な主人公の目的、どこにいきたいのかを自分がハッキリわかって描くというのが大事だと思います。
あとは、そのキャラクターを好きになってあげて、この子をなんとかゴールに着かせてあげたい!みたいな…。
Q:どうすれば作品に個性が出ますか?
「自分なりの工夫」っていうのがあると思うんですけど、それはなんだろうって考えると…。 よくあるエピソードっていうのは便利な効果が得られる、だからよく使われてる。じゃあその効果を、違ったエピソードで同じように表現できないかって考えてみる。 そうすると自分らしさが出せたり、人とは違った視点で描けてるかなっていう気がします。その違ったエピソードを見つけたときには「よっしゃー!」って思えるので、そういう風に楽しみながら考えてみて欲しいなって思います。
キャラクター…でしょうか。 最初はどうしても型にはまったキャラになっちゃうこともあると思うんですけど、とにかく数を描く。 そのうちに、描きやすいキャラとか、描いてて楽しいキャラが出てきたりして、だんだん自分らしさがにじみ出てくるのかなと思います。
咲坂先生、オザキ先生、ありがとうございました!

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