ハッピーエンドなお話が大好きな、みんなと作る読みものページ!HAPPY END MANIACS!
前半は豊島ミホさんと一緒にお届け。後半はカルチャー情報ページをお届けしますよ。
WEB版では前号の「よりみち お悩みカフェ」ロングバージョンを公開!(イラスト:豊島ミホ)


豊島ミホ(以下と):今回は、咲坂伊緒先生にゲストに来ていただきました!
別マリ子(以下マ):咲坂先生は、会社員を辞めて、まんが家を目指すことにしたんですよね。その時、食べていく自信は……?
咲坂伊緒(以下咲):考えてなかったです! 食べていけるとかいけないとか。仕事内容とかも知らないし、どれくらい生き残り競争が厳しいのかも知らない。無知で、考えてないから動けた、みたいな部分はあるかも。知ってたら、ためらったんじゃないかな。
マ:確かに、まんがだと、描くのが好きで投稿してくる子が多い、っていう印象があるなぁ……。投稿は「進路を選ぶ」ほど重くとらえなくても、できることだし。
と:ただ、声優はそこまで「最初の一歩」がお手軽じゃない雰囲気がありますよね。まず養成所や専門学校に進まないといけないらしいですし。今はネットで検索すれば何でもわかるので、多分るりさんは調べちゃったと思うんですよ、声優という職業の大変さについて。
マ:人気の職業で、倍率がすごいよね。
と:なるのも大変だけど、生き残るのはもっと大変な印象が。努力だけではまだ足りない世界、という感じ!
咲:そしたらやっぱり、「将来どんな苦労をするとしてもやりたい!」「何にも絶対に負けない!」っていう覚悟を持ってその道に進むべきなのかな?
と:でも高3……。高3でそこまでの覚悟があれば言うことなしですが、そうじゃない子が普通のような気がします……!
と:ちなみに、咲坂先生が小さい頃なりたかったものは?
咲:歌手です! でも幼稚園の先生に言ったら、「伊緒ちゃん(仮)は声がよくないからだめ」って言われて……。
と&マ:ひどい!!
咲:「あ、わかった」ってそれはそこで終わりました(笑)あとはパン屋さんとか画家さんとか!
マ:結構ばらばら?
咲:うん。でも、その時やりたいことをやってたから、後で「ああすればよかったな〜」みたいな後悔は基本ないですね。
マ:私も、学生時代は、ちょっとでもやってみたいと思ったことはバイトで体験してた。カフェ開きた〜い、って思ったらまずカフェ店員のバイト、みたいな。
と:うらやましい! 私は、大学選択の時に「美大に行きたいかも」という気持ちがあったんですけど、才能のある人たちに打ちのめされてしまうのが恐くて、普通の大学に進んで。それを今になって後悔してます。絵の基本が全然できてないから、毎月「通学路カレンダー」に苦労して(笑)美大が無理でも専門学校とか行けばよかったな〜って。
マ:それは、やりたいことが定まったから、必要なことがわかった、ってことだよね?
と:あー、そうです。その時は、美術の勉強が自分に必要だっていう確信がなかった。やったところで自分の人生に関係ないかも、と思ってたし。
マ:後になればわかるんですけどねぇ。誰でも、先のことは知れない。
咲:うーん、私も、後悔してるっていうのとは違うけど、大学に行ってたら大学のまんがが描けるなあっていうのは、今になって思うかな。想像で補うっていう手もあるけど、やっぱりディティールを知ってるほうが圧倒的に描きやすいから。まんが家志望の子は、行けるなら大学に行ったほうがいいと私は思う。声優さんも、普通の学生生活を知ってるほうが、演技の幅が広がりそうじゃないですか?
と:あー、確かに。専門学校や養成所だと、似たようなタイプの子とがっつり固まっちゃうから、普通の学生生活とはちょっと違いそう。
マ:同じ夢を持った子と友達になれるのは楽しそうだけどね!
咲:だから、率直に言っちゃうと、逃げ道を残しつつチャレンジしたらいいのでは、という感じですね。大学行きつつ養成所にも通うとか。体験入学などもありますよね?
と:飛び込む勇気は必要だけど、いきなりすべてを捨てる覚悟は要らないのかもしれませんよね。本当、知識はわーっと入ってきて、それでひるんじゃってるかもしれないけど……。
咲:とりあえずやってみるっていうのは大事! 体験したら「へえ、こういう感じなんだ」って満足しちゃうこともあるかもしれないし。
マ:逆に体験で「絶対にこれでやっていきたい!」とか思っちゃったりするかもしれないね。その時は一本に絞ればいい。ほんとに才能のことはやってみないとわからないから。まんが家はまだ自分で判断できるけど、声優は人に聞いてもらわないと始まらないはず……。
と:やってみる前に「そこまでの才能も覚悟もない」って遠ざけちゃうよりは、保険をかけてでもやってみる、っていう姿勢のほうがベターですね。るりさん、あんまり考え過ぎないで、体験からぜひ!
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私は今、高校3年生です。そろそろ進路のことを考えなくてはいけない時期になりました。憧れる職業(声優)があるのですが、その職業で食べていける自信がなく、なかなか決心がつきません……。あと一歩踏み出すためにはどうすればいいでしょうか?
(るり・高3)